Take it easy*

ひきこもり女が好きなことを好き勝手に綴ってます

へなちょこバンドのライブへ行こう

こんばんはヒヨリです。

全くめでたくはないのですが、もうすぐ誕生日を迎えます。もう立派なアラサーです。立派な実家暮らし独身。お父さんお母さんごめんね。

 

そんな訳で、最近邦ロック熱が再燃していることもあるので、私自身の音楽のルーツや、高校時代聴いていた音楽について振り返ってみようかなと思います。いつも以上に知らんがな案件で申し訳ないです。

 

 

まず私の音楽のルーツについて。

私の音楽の趣味は、7歳年上の兄の影響が強かったりします。

中学2年生の頃、兄が借りてきた ゆず のベスト盤で 夏色 を聴いた時、「なんだこの爽やかすぎる曲は!情景が浮かぶようだ!」と大感激した記憶があります。音楽を聴いて心を掴まれたのは、多分ゆずが初めてじゃないかな。特に初期の作品が大好きで、MP3プレイヤーに入れて何回も何回も聴いていました。

 

他に大塚愛レミオロメン、ジャニーズ(当時だとKATーTUNとか山Pとか)を嗜む程度で、人並みに流行のJ-POPを聴いていた私でしたが、中学3年生になると、運命的(という表現がダサい)な出会いを迎えます。

 

当時不登校で引きこもりだった私。近所に買い物へ行くのも困難で、CDも買いに行けない状態でした。

そんな私が音楽を知るツールは、テレビの音楽番組とラジオ、そして兄が高校生の頃に録り溜めた大量のMDでした。

物臭な兄なので、MDにはアーティスト名もタイトルも全く書いていません。1枚1枚ラジカセで聴いて、気に入ったものを選別しました。

大抵はハイスタのようなメロコア系が多かったのですが、その中でも一際歌詞が個性的なバンドの曲がありました。

「ガラスの目をしたネコは歌うよ 大きな声で りんりんと」

「ああ ボクはいつも 精いっぱい 歌をうたう ああ ボクはいつも 力強く 生きているよ」

ストーリー性がありながらも、サビのシンプルで真っ直ぐな歌詞が心にぐわっと入ってきて、気づいたらその曲を何回も何回も聴いていました。

 

これが私とBUMP OF CHICKENの出会いです。

 

BUMPのアルバムが入ったMDは計3枚あり、私はこれらをすり減るまで何度も何度聴き倒し、ついには歌詞からインスパイアを受けてイラストを描いたりするほどでした。

ここから「ロックって素晴らしい!格好いい!もっと聴きたい!」と思うようになり、様々なバンドへ派生していきます。

(ちなみに兄のMDから好きになったバンドは、MONGOL800GO!GO!7188GOING STEADYなどもあります。)

邦ロックに魅了された私は、BUMPをルーツとするバンド、またBUMPがルーツとしているバンド、そしてBUMPと同世代のバンドを片っ端から調べました。

そんな頃には少しずつ外出も出来るようになっており、時々レンタルショップへCDを借りに行きました。

その頃に好きで聴いていたのはRADWIMPSASIAN KUNG-FU GENERATIONMr.ChildrenELLEGARDENなどなど。とにかく力となる歌詞を求める傾向にありました。

引きこもりを脱した私は、中学卒業から1年かかって通信制高校に入学します。長年引きこもりだったせいで人との会話がおぼつかず、同じ趣味の友達を見つけるのは一苦労でした。

そんな中、高校の友達4人でカラオケに行く機会がありました。カラオケ処女の私、しぬほどテンパる。普段聴いてる曲なんてみんな知らないだろうに、歌っていいのだろうか。

すると、1人の友達が歌い始めた曲は何とBUMP!

え、この子もしかしてロック好きなの???

恐る恐る話しかけてみると、その友達は相当な邦ロック好きだということが判明。その時、彼女に対して何か特別な繋がりが出来たようで、昇天しそうなくらい嬉しかったのを覚えています。

友達(仮にM子ちゃんとします)とCDやライブ特番を録画したDVDを貸し借りすることで、私のスクールライフは急激に楽しさを増し始めます。

学校で顔を合わせる度に「一緒にライブ行きたいね!」と話していた私たち。

高校2年のある日、M子ちゃんは「ヒヨリちゃん、アジカンのライブに行こう!」と提案してくれました。

生でバンドを見れる!しかも大好きなアジカンだー!期待に胸を膨らませて迎えた当日。ライブ処女の私、しぬほどテンパり入場早々気分が悪くなる。(笑)

何とか持ち直していざ開演。

くるくると表情を変える照明。四方八方から体当たりするように鳴り響くバンドサウンド。轟音のようなオーディエンスのレスポンス。そして、目の前にはほとばしるエネルギーでパフォーマンスを繰り広げるアジカンのメンバー。

何もかもが新鮮で、きらきらしていて、刺激的で、気がついたら吐き気なんて何処かへ飛んでいって、私自身の身体も音楽と一緒に揺さぶられていました。

こんな素敵な体験をさせてくれたM子ちゃん、そしてアジカンの皆さんには、今でも心から感謝しています。

邦ロックに魅了され、バンドの曲を貪るように聴いた10代。嬉しい時も、苦しい時も、傍らには常に大好きなバンド達の曲が鳴っていたように思います。

そんな経験があったおかけで乗り越えられた壁もあり、また音楽鑑賞、ライブ鑑賞をひとつの趣味として確立出来たおかげで出会えた人達も沢山います。

こう振り返ってみると邦ロックが私の人生に及ぼした影響はかなり大きなものだったと気付かされる………………。1人の人生をも変えてしまうのだから、音楽の持つ力は計り知れません。

10代の頃の私は、とにかく自分に自信がなく、大好きなバンドの話もなかなか人に出来ないような人間でした。

だけど、好きなものを人に知ってもらう度に人生がどんどん開けてきて、どんどん光が差し込んできました。

「好きなことは曲げなくていいんだ」「ロックが好きな自分のこと、胸を張っていいんだ」

M子ちゃんに出会えたことで、私は「邦ロックが好きな自分」に少しだけ胸を張れるようになりました。

にじゅうウン歳になった今でも邦ロックは大好きだし、当時とやってることはほとんど変わってないけど、ライブでありのままに(時にはとんでもない形相で)はしゃいだりする自分のことは、そんなに嫌いじゃないです。

好きなものはずっと好きでいたい。

この気持ちはもしかしたら自分に自信を持つ足がかりになるのかもしれない、なんて思う最近です。そんな気持ちをこれからも大切にしていこうと思います。

とどのつまり、またフェスに行きたい。(CDJ余韻継続中)