Take it easy*

ひきこもり女が好きなことを好き勝手に綴ってます

ファンでい続けるということ

先日、趣味になりつつあるおうちシアターにて

アイデン&ティティ』と『あの頃ペニー・レインと』を見ました。どちらもロックバンドを題材にした映画ですね。

 

まず『アイデン&ティティ』から触れます。

2003年公開の映画。当時まだGOING STEADY峯田和伸が主演。ヒロインは麻生久美子

ドラマ『奇跡の人』放送の際に、『アイデン&ティティ』以来の共演!! という一文をよく見かけていたので、気になっていた映画でした。

 

メジャーデビューしたばかりのバンドが、レコード会社とバンド自身が目指す方向性にギャップを感じて、もがき苦悩するシーンが痛ましかった。バンドあるあるですね。古参のファンから「昔は良かったのに………」とか言われちゃうアレですね。

主人公(峯田氏)はもどかしさを燻らせる日々を送っていましたが、"ディラン"という謎の男との出会いにより、バンドを始めた頃の初期衝動を取り戻していきます。

最後の峯田の歌は本当に格好いい。心を揺さぶるロックがそこにありました。

 

そんな峯田を支える彼女が麻生久美子。この彼女の台詞ひとつひとつが本当に素敵。

彼女であり、一番のファンであり、良き理解者であり。その立場がぐらつくことはなく、しっかりと自分の意志で言葉を伝える姿にグッときた。芯の強い女性です。

彼女がどっしり構えていたから、主人公は自分を取り戻すことができたんだろうな。こんな素敵な人に愛されて、峯田本当に幸せ者だなこの野郎!! くそが!! 

 

***

 

『あの頃ペニー・レインと』について。

2000年公開の映画。世代ではなかったので知らなかったけど、かなり名作なんですね? 

70年代のアメリカが舞台です。15歳で音楽ジャーナリストになった主人公。取材のために "スティルウォーター" というバンドのツアーに同行することに。そこで出会ったグルーピーのペニー・レインという女の子と出会い、恋に落ちる………。という話。

 

もうめちゃくちゃ好きな雰囲気の映画だった!!

ここでもバンドとレコード会社のいざこざや、メンバー間の仲違いが見れたりします。いつの時代も揉め事の原因は同じね………?

 

一番グッと来たのはペニーの人柄。

「グルーピーではなくバンド・エイド(バンドを助けるファン)よ」と言い放つ最初のシーンで心射抜かれた。

当時のグルーピーというのは、バンドマンの遊び相手(性的な意味で)という位置のファンを指す言葉だったみたいです。「バンドの打ち上げに紛れ込んでる得体の知れない女」を真っ先にイメージした。笑

そうではなく、あくまでも肉体関係は持たない。バンドマンの人となりを、バンドの音楽を心から愛する私達が "バンド・エイド" なんだと。格好いいなあペニー・レイン………?

 

後半ペニーは調子づいたバンドマンに裏切られ振り回され、傷ついたりもするのですが、最後に粋な計らいをしてくれたりして。

掴みどころがなく飄々としているけど、自分をしっかり持っている強い女の子という印象を感じた。

 

余談ですが、ペニーが着ているお洋服がめっちゃくちゃ可愛くて。そこもグッときたポイント。

 

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***

 

以上の2本を見て感じたこと。

 

「バンドマンはステージ以外では脆く繊細な生き物」であり、

だからこそ、「バンドマンの女はどっしり強く構えていないと務まらない」

 

麻生久美子にしろペニー・レインにしろ、溢れんばかりの愛情をバンドマンに注いでいた。

何があっても、あなたの一番のファンでい続ける。

その純真無垢でまっすぐな気持ち。持ち続けられる強さにすごく心が揺さぶられた。感動しました。

 

やっぱり女は強くなくてはね???